WEB動画広告は効果ある?広告用の動画を制作するメリットとは
ネットサーフィンやSNSの投稿をチェックしていると、WEB動画広告が流れてくることがありますよね。数秒〜長いもので数分間の広告もありますが、静止画のみの広告と比べると目にとまりやすく、ついつい見入ってしまうことも。今回は、WEB動画広告の効果について、メリットとあわせて解説します。
視覚・聴覚にアピール
WEB動画広告の大きな特徴として、静止画とは違い「視覚」と「聴覚」の2つに訴えかけることができるというメリットがあります。テロップやイラストを効果的に差し込むことによって商品をイメージしやすくなったり、魅力やアピールポイントを短い時間でも分かりやすく伝えられるようになったりします。子どもや小さな文字が読みにくい高齢者、日本語が分からない外国人であっても、映像コンテンツによる広告であればその概要や伝えたいポイントを理解してもらいやすいでしょう。
また、映像と音声、イラスト、テロップ、動画内でのストーリー展開など、静止画にはない表現方法も工夫して活用することで、商品を購入した場合の擬似体験や購入後の未来像を具体的にし、商品の特徴や性能についての認識のズレを小さくするなど、これまでの広告では伝えきれなかった部分についてもカバーできるようになります。
注意点として、広告に興味を持てずに視聴がストップされてしまう可能性もあることが挙げられます。静止画広告はその画像のみで完結するため、広告を理解するのに時間がかかりません。WEB動画広告は「動画」である以上、最後まで視聴するには短いものでも数秒〜数十秒ほど必要となります。出だしで大きなインパクトを与え、ストーリー展開によって興味を引くなどの工夫をして、最後まで視聴してもらえるよう対策することが大切です。
効果の測定も簡単でテレビCMより制限が少ない
WEB動画広告のメリットとして、解析ツールの利用による効果の測定が簡単であるという点も挙げられます。たとえば、ある商品のテレビCMを放送したとして、そのCMをきっかけに商品を知った人、あるいは購買行動を起こした人がどれだけいるか、ということを正確に把握するのはかなり難しいでしょう。
しかしWEB動画広告であれば、動画広告の再生回数や視聴率、購入サイトへのクリック数などを一目で分かるよう測定できます。WEB動画広告により商品を認知した人の数を把握するには再生回数を、購入を検討している人の数であれば視聴率を、購買行動を起こした人の数であればクリック数を確認することで、その広告の影響力を知り効果的な広告運用につなげることが可能となります。また、テレビCMと比較すると配信場所や時間、配信期間などの制限が少ないのも魅力です。
予算に合わせて配信できる
「WEB動画広告」と聞くと、YouTube広告を思い浮かべる人が多いでしょう。YouTube広告は動画の視聴をしていると途中で表示される広告動画であり、動画の視聴開始前に流れるものや途中で流れるもの、スキップできるもの、できないものなどさまざまなパターンがあります。広告の予算に合わせて好きなパターンを選択できるのはもちろん、動画を視聴しているユーザー層や興味・関心のあるコンテンツなどからある程度ターゲットを絞って広告が差し込まれるため、費用対効果を感じやすいのも魅力です。
WEB動画広告にかかる費用については、YouTubeやTwitter、Facebookなど出稿する媒体によって料金形態や選択できる広告パターンも変わってくるため、一概にここがよい!とはいえません。それぞれの特徴やターゲット層についても考慮しつつ、最も効果的に宣伝できる媒体を選びましょう。
シェア機能でより多くの人に見てもらえる
YouTubeやTwitterなどのSNSでは「いいね」や「シェア」といった機能がボタンひとつで簡単に使えるようになっています。あるユーザーが広告動画を「いいね」や「シェア」することによって、そのユーザーとつながりのある別のユーザーのタイムラインやおすすめ投稿欄にも広告動画が表示される効果があります。
SNSの世界では、知らないユーザーの投稿や買ったことのない商品についての宣伝であっても、「ちょっといいな」と感じたら気軽に反応する人が多いです。広告動画を見た誰か一人にその内容が刺されば、その人とつながりのある複数の人たちにも目にしてもらえるチャンスにつながります。シェア機能でうまく広告が広がっていくことで、こちらの費用負担なく多くの人に動画を視聴してもらえる効果が期待できるのです。
今回は、WEB動画広告を作成するメリットについて解説しました。WEB動画広告には映像コンテンツであることの強みや制作のしやすさ、費用対効果を感じやすいことなどさまざまな特徴がありますが、「SNS上でシェアされることによって思いがけず多くの人の目にとまった」といったSNS時代ならではの効果も期待できます。短時間で商品の魅力が伝わる工夫を凝らし、WEB動画広告をうまく活用しましょう!